色温度とは、光の色のこと
ケルビン(K)は光の色を表す単位です。数字が小さいほど赤みのある暖かい光、 大きいほど青みのある白い光になります。夕方の日差しが約2700K、昼間の太陽光が約5000〜6000Kです。
セット面の照明は顔と髪を真正面から照らす位置にあるため、 部屋全体の照明よりも見え方への影響が大きくなります。
6段階の使い分け
| 色温度 | 呼び方 | 見え方と向いている場面 |
|---|---|---|
| 2700K | 電球色 | 最も暖かい。くつろいだ空間になるが、寒色系の髪色はくすむ |
| 3000K | 電球色 | 暖かさを残しつつ落ち着く。リラクゼーション寄りの店に |
| 3500K | 温白色 | 暖色と白の中間。肌が健康的に見え、極端に寄らない |
| 4000K | 白色 | 色を正確に確認しやすい。カラーを主力にする店の基準 |
| 5000K | 昼白色 | 自然光に近い。屋外で見たときの色に近づく |
| 6000K | 昼光色 | 最も白い。明るく清潔な印象。暖色の内装とはぶつかりやすい |
肌と髪は、色温度でどう変わるか
低い側(2700K〜3000K)
赤みを帯びた光なので、肌は血色よく見えます。暖色系の髪色は鮮やかに出ます。 一方でアッシュやグレーなどの寒色系はくすんで見えます。 仕上がりを鏡の前で確認してもらう場面では、実際の色と印象がずれる可能性があります。
高い側(5000K〜6000K)
白く明るいため、髪の色は正確に見えます。ただし肌の赤みや色ムラも同時にはっきり出るため、 お客様が自分の顔を見たときの印象は厳しくなりがちです。 美容室の鏡は「髪を見る道具」であると同時に「お客様が自分を見る場所」でもあるので、 正確さだけで選ぶと居心地を損ねます。
中間(3500K〜4000K)
多くの店にとっての落としどころがこの帯です。肌は極端に赤くも青白くもならず、 髪の色もおおむね正確に見えます。カラーを主力にするなら4000K、 くつろぎを優先するなら3500Kあたりが起点になります。
内装の照明と揃えるかどうか
天井の照明とセット面の照明で色温度が大きく違うと、 顔に当たる光が2色混ざって不自然に見えます。特に 天井が電球色(3000K前後)でセット面が昼光色(6000K)という組み合わせは差が出やすい例です。
内装の照明計画が先に決まっている場合は、そこから1段以内に収めると馴染みます。 まだ決まっていない場合は、セット面を先に決めて天井を合わせるほうが、 結果的に顔の見え方をコントロールしやすくなります。
迷うなら調光を付ける
調光は1万円(税別)で、片面・両面とも同額です。色温度そのものは変わりませんが、 明るさを落とせるので、カラーの確認時は明るく、仕上げやカウンセリング時は落とす といった使い分けができます。
1台あたりの金額としては小さく、あとから追加できない部分なので、 迷っている段階なら付けておくほうが選択肢が残ります。
鏡そのものの色も効く
照明だけでなく、鏡のガラス自体にも色があります。通常のガラスは断面が緑がかっていて、 その色が映り込みにわずかに乗ります。高透過ミラーはその緑を抑えたタイプで、 肌や髪の色が実際の色に近く見えます(片面4万1千円/両面8万2千円・税別)。
色温度を上げて正確さを取りにいくより、 鏡側の色かぶりを減らしたほうが自然に見える場合もあります。 オプションの金額はセット面の価格にまとめています。
照明は発注時に決める
照明はフレームに組み込むため、あとから追加できません。 配線は内装工事側の範囲になるので、内装の図面が固まる前に 有無と色温度を決めておく必要があります。 全体の段取りは独立開業でセット面を決める順番を参照してください。
実際に光らせて確かめる
3Dシミュレーターでは、6段階の色温度を切り替えながら 実際に発光した状態を確認できます。フレームの色や天板との相性も同時に見られるので、 数字だけで決めるより早く判断できます。
よくある質問
- 美容室のセット面の照明は何ケルビンがいいですか?
- カラーの仕上がりを正確に見せたい場合は4000K前後(白色)、くつろいだ雰囲気を優先する場合は3000K前後(電球色)が起点になります。salomirror では2700K・3000K・3500K・4000K・5000K・6000Kの6段階から選べ、調光にも対応しています。
- 色温度が低いと髪色はどう見えますか?
- 2700K〜3000Kの電球色は赤みを帯びた光なので、暖色系の髪色は鮮やかに、寒色系(アッシュやグレー)はくすんで見えます。カラーの仕上がりを確認する用途には向きません。
- 調光は付けたほうがいいですか?
- 施術内容によって必要な明るさが変わる店では有効です。価格は1万円(税別)で、片面・両面とも同額です。カラーの確認時は明るく、仕上げやカウンセリング時は落として使い分けられます。
- 照明はあとから追加できますか?
- 照明はフレームに組み込むため、発注時に決めておく必要があります。価格は片面4万3千円、両面8万6千円(税別)です。