セット面は内装の「あと」ではなく「前」

内装が仕上がってから鏡を選ぶ、という順番で進めると高い確率で手戻りが出ます。 理由は単純で、セット面の仕様が内装工事の内容を決めてしまうからです。

これらはすべて、壁と床が仕上がる前にしか手を入れられない部分です。 図面が固まってから台数や面数を変えると、下地や配線をやり直すことになります。

決める順番

1. 席数と、使える壁の長さを測る

最初に必要なのはこの2つだけです。席数に対して壁が足りるなら片面、足りないなら両面が候補になります。 詳しくは片面と両面どちらを選ぶかにまとめました。

2. 片面か両面かを決める

ここが決まると台数が決まり、内装側に渡す情報が確定します。 壁付けなら壁の下地位置、アイランドなら床の固定位置と配線の立ち上げ位置です。 逆にここが決まらないと、内装の図面を先に進められません。

3. 照明の有無と色温度を決める

照明はフレームに組み込むため、あとから追加できません。 天井の照明計画とぶつからない色温度を選ぶ必要があるので、 内装の照明を決める人と同じタイミングで話すのが確実です。 選び方はLEDの色温度の選び方にまとめています。

4. 形状・フレーム・天板を決める

ここは見た目の話なので、工事には影響しません。内装の方向性が固まってから 合わせても間に合います。3Dシミュレーターで 実際に置いた姿を見ながら決められます。

5. 見積りを出して発注する

シミュレーターで選んだ内容から合計額がその場で出ます。 構成シートのPDFに書き出せるので、そのまま内装会社や融資の資料に使えます。

納期から逆算する

製造はご入金の確認後に開始し、発注から約1ヶ月で納品です。 設置は内装工事の終盤なので、そこから逆算すると 内装の着工前後が発注のタイミングになります。

ただし前述のとおり、仕様そのものは着工よりさらに前、 図面を固める段階で決まっている必要があります。 「決める時期」と「発注する時期」は別だと考えてください。

内装デザイナーとのやり取りを減らす

言葉で「アーチ型の両面、フレームはステンレスHLゴールド、天板はテラゾーホワイト」と伝えるより、 選んだ構成をそのまま開けるリンクで渡すほうが早く、認識のずれも起きません。 シミュレーターの共有ボタンから、その場のURLを送れます。

寸法や台数が変わったときも、同じリンクを更新して送り直すだけで済みます。

費用の目安

本体はスクエア型の片面が18万円、アーチ型の片面が20万6千円から(税別)。 カウンターと照明を足した構成で27万円前後です。席数ぶんの台数が必要になります。 内訳はセット面の価格にまとめました。

製品価格に送料と取り付け費は含みません。開業の資金計画を立てるときは、 この2つを内装工事側の予算に入れておいてください。

よくある質問

美容室の開業でセット面はいつ決めればいいですか?
内装の図面が固まる前です。壁の下地補強や、照明・コンセントの配線位置がセット面の仕様と台数で決まるため、図面確定後に決めると工事のやり直しが発生します。製造は発注から約1ヶ月です。
セット面を決めるのに最低限必要な情報は何ですか?
席数、使える壁の長さ、そして片面(壁付け)か両面(アイランド)かの3つです。この3つが決まれば台数と設置方法が確定し、内装側に必要な情報を渡せます。
セット面の取り付けは誰が行いますか?
内装会社への手配が必要です。製品価格に取り付け費は含まれません。片面は壁付け、両面はアイランド設置になります。
内装デザイナーに仕様を共有するにはどうすればいいですか?
3Dシミュレーターで選んだ構成は、そのまま開けるリンクとして共有できます。選択内容と概算価格をまとめた構成シートのPDFも書き出せます。