違いは「壁に付けるかどうか」だけ
片面は壁に付けて使うタイプ、両面は背中合わせで自立するアイランドタイプです。 鏡が1面か2面かの違いで、フレームの形も素材の選択肢も同じものが使えます。
機能の差ではなく置き方の差なので、どちらが優れているという話ではありません。 店の形に対してどちらが収まるか、という選び方になります。
価格差は1.7倍。ただし席あたりでは逆転する
| 形状・面数 | 本体価格 | 席数 | 席あたり |
|---|---|---|---|
| スクエア/片面 | ¥180,000 | 1 | ¥180,000 |
| スクエア/両面 | ¥310,000 | 2 | ¥155,000 |
| アーチ/片面 | ¥206,000 | 1 | ¥206,000 |
| アーチ/両面 | ¥345,000 | 2 | ¥172,500 |
1台の値段だけを見ると両面は高く見えますが、両面は1台で2席ぶんです。 席あたりに直すと、スクエアで2万5千円、アーチで3万3千5百円ぶん両面のほうが安くなります。
オプションは面数ぶん倍になる項目(カウンター・照明・ロゴ刻印・高透過ミラー・巾木)と、 同額の項目(コンセント・調光)に分かれます。席あたりで比べるときはここも合わせて計算してください。 内訳はセット面の価格にまとめています。
選ぶ基準は席数ではなく、壁の長さ
片面を並べるには、席数ぶんの壁が要ります。壁が足りなければ席数を増やせません。 両面は部屋の中央に置けるので、壁の長さに縛られずに席数を増やせます。
片面が向いているとき
- 間口が狭く奥に長い、いわゆるうなぎの寝床の物件
- 壁沿いに席を並べると通路が1本にまとまる形
- マンションの1室など、床に固定物を増やしたくない場合
- 初期費用を抑えて1〜2席から始めたい場合
両面が向いているとき
- 正方形に近い区画で、壁沿いだけでは席数が足りない
- 背中合わせの島を作って、スタッフの動線を中央に通したい
- 入口から見たときに、鏡が壁ではなく空間の主役として見える設計にしたい
設置条件の違い
片面は壁付けなので、壁側に下地の補強が要ります。 両面はアイランド設置で、床側に固定します。 どちらも取り付けは内装会社への手配が必要で、製品価格には含まれません。
照明とコンセントを使う場合、配線は内装工事側の範囲です。 両面は床から配線を立ち上げることになるため、床の仕上げ前に位置を確定しておく必要があります。 ここは片面より前倒しで決める必要がある部分です。
迷ったら、両方を置いて見比べる
3Dシミュレーターでは、片面と両面を切り替えながら 同じ仕様で見比べられます。切り替えるたびに合計額も更新されるので、 席あたりの単価を計算しなくても差が分かります。
内装のデザイナーに相談する段階なら、選んだ構成をそのまま共有できるリンクも出せます。 言葉で「アーチの両面でゴールド」と伝えるより早く、認識のずれも起きません。
なお片面か両面かは、内装の図面が固まる前に決める必要があります。 壁の下地や配線の位置がここで変わるためです。 決める順番は独立開業でセット面を決める順番にまとめました。
よくある質問
- セット面の片面と両面はどちらが安いですか?
- 1台あたりでは片面が安く、席あたりでは両面が安くなります。アーチ型の場合、片面は20万6千円で1席ぶん、両面は34万5千円で2席ぶん(税別)。席あたりに直すと片面20万6千円、両面17万2千5百円です。
- 両面のセット面はどんな店に向いていますか?
- 壁の長さが足りない店です。両面は部屋の中央に島状に置けるため、壁の長さに縛られずに席数を増やせます。逆に壁が十分にある細長い店では、片面を壁沿いに並べるほうが通路を広く取れます。
- 両面のセット面は壁がなくても置けますか?
- 置けます。背中合わせで自立するアイランドタイプなので、壁は不要です。ただし床への固定と、照明やコンセントを使う場合の配線経路を内装工事側で確保する必要があります。
- 片面と両面でオプションの価格も変わりますか?
- 変わる項目と変わらない項目があります。カウンター・照明・ロゴ刻印・高透過ミラー・巾木は面数ぶん倍になり、コンセントと調光は片面・両面とも同額です。